酵素を摂り過ぎても大丈夫な理由

酵素は摂り過ぎても体に問題はないと言われていますが、その理由は何なのでしょうか。


酵素は体の中で起きている反応が進むスピードを速める効果を持っていますが、体の中で起きている反応は1つの反応だけで完結するものは少なく、ほとんどの反応は複数の反応が連携しています。

そのため、ある反応が通常よりも急激に速くなったときにその反応の前後の反応によって作られる物質が余分になり、余ってしまうことがあります。


そうなると、体内の貴重な栄養分が無駄遣いになってしまうので、体内にはそのような余分な物質や原料となる栄養分を無駄遣いしないようにするための仕組みが整っています。

それが、アロステリック酵素という酵素の存在です。
アロステリック酵素は連結している複数の体内の反応の中で、最初の反応を妨げる働きをします。

これによって原料となる栄養分の無駄遣いを防ぎ、しばらくの間は既にできている物質で反応を行うという仕組みです。

また、アロステリック酵素は前後の反応によって作られる物質が余ってしまった時にだけ働く酵素なので、余っている物質がない普段の状態の時には、アロステリック酵素は存在していません。


そのため、食事や酵素ドリンクなどによって、体の外からアロステリック酵素を摂取してしまうという心配もいりません。

だからこそ、酵素を摂り過ぎることを不安に思う必要はないのです。